神戸松蔭大学
吉岡千尋研究室
Yoshioka Chihiro Laboratory

Reports

研究関連活動の報告

「わくわくもくもく〜へんしんだいさくせん〜」(2025年2月9日)を開催しました

 神戸市中央区に所在するデザイン・クリエイティブセンター神戸(愛称:KIITO/キイト)を会場に、乳幼児から小学生までを対象とした造形ワークショップを開催しました。子どもたちは、水を使って接着することができる緩衝材を用いて「変身」をテーマにした造形活動に取り組みました。造形ワークショップの導入には、学生による「変身」に関連する絵本の読み聞かせや手遊びを行い、その後は子どもたちに質問形式で緩衝材の使い方を伝えました。また、思い思いの「変身」アイテムが生まれるようKIITO:300(デザイン・クリエイティブセンター神戸3F)より素材をご提供いただきました。様々な素材で飾ったり、ペンで色をつけたりして工夫する子どもたちの姿が見られました。造形ワークショップの最後には、子どもたちそれぞれに学生からインタビューを行う発表会を行いました。
 「わくわくもくもく〜へんしんだいさくせん〜」にご参加いただきました皆様、実施に向けてご協力いただきましたKIITO:300のスタッフの皆様、神戸松蔭女子学院大学の職員の皆様にお礼申し上げます。
本イベントは、科学研究費(基盤研究(C),課題番号:24K06070 )、神戸松蔭女子学院大学の共催、及びデザイン・クリエイティブセンター神戸の協力により実施しました。

こどもアートまつり
こどもアートまつり

第35回 日本基礎造形学会 長崎大会(2024年8月25日)で口頭発表を行いました

 本研究課題における研究成果の一部として、「子どもの<造形的行動>を対象とした質的検討のための動画記録の試み -複数視点からの動画撮影と同期編集に関する方法論を中心に-」の題目で口頭発表を行いました。
 幼児の造形的行動を複数のカメラによって動画撮影を行うとともに、複数動画を同期させて編集することにより、精緻な質的検討の方法を提案することを目的とした試みについての発表でした。ご清聴いただき、示唆に富んだご意見・ご質問をいただきました参加者の皆様、そして大会運営委員の皆様に厚くお礼申し上げます。

こどもアートまつり
こどもアートまつり

「こどもアートまつり」(2024年8月10日)を開催しました

 子どもたちが廃材や使われなくなった素材に興味関心を持ち、素材の形や色、質感から自分なりの主題を生成してつくることをねらいとした「こどもアートまつり」を学内の図画工作室にて開催しました。
 素材をアートに生まれ変わらせていただいた参加者の皆様、そして「こどもアートまつり」に使用する素材を集める取り組みにご賛同いただき、魅力的な素材をご提供いただきました皆様、共催していただきました地域連携研究センターの皆様にお礼申し上げます。

本イベントは、科学研究費(基盤研究(C),課題番号:24K06070 )、および神戸松蔭女子学院大学地域連携研究センターの共催により実施しました。

こどもアートまつり
こどもアートまつり

科学研究費の採択課題(課題番号:24K06070,研究代表者:吉岡千尋)について

 研究課題「幼児の造形活動における表現主題の生成機序に関する類型化と研修コンテンツの開発」が,令和6(2024)年度 科学研究費(基盤研究(C))に採択されました。
 幼児の造形活動における表現主題の生成とは,「こんなものを作りたい(描きたい)」という意思決定のことです。幼児の内面でいつ,どのようにして表現主題が生成されているのかについて扱った研究は意外に多くありません。本研究の目的は,幼児期の造形活動における表現主題の生成機序にはどのような類型があるのかを解明し,その類型に応じて造形活動を指導することを支援するための研修コンテンツを開発することです。この研究が進むことにより,造形活動を含む幼児教育の質的向上のみでなく,幼児が対象・事象を認識したり思考したりする際に行動や行為が担う役割の解明など,学際的発展が期待されます。

科学研究費の採択課題
科学研究費の採択課題